QQQ vs TQQQ 積立投資検証をしてみた【レバレッジETF投資検証】

今回はQQQとTQQQの積立長期投資結果を比較検証してみました。
1日500円ずつ投資したとして、レバレッジETFが元となるETFと比べてどのように運用成績が違ってくるのかを検証する試みです。

※実際の投資実績ではありません。あくまで計算上の結果です。 

 

QQQ=インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)
(ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含むナスダック100指数に連動)

TQQQ=プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ(ProShares UltraPro QQQ)
(ナスダック100指 数の日次運用実績の3倍(300%)に連動する投資成果を目指す)

 

設定条件および注意点
・1営業日当たり500円分を投資
・経費率、為替変動を考慮しない
・2010年2月~2021年10月までの期間(TQQQ設定日=2010年2月11日)
・あくまで試算。実践で同じ運用成績が残せるわけではないが、近い成績にはなるだろう。

 

それでは運用結果を見ていきましょう。どん!

2021年時点での運用成績について

QQQが青色TQQQが赤色のラインで示しています。

2021年10月現在、TQQQがQQQを大きく突き放しています。

最大時の資産残高はTQQQが約5400万(+3677%)と元本の36倍となる日がありました。QQQの運用成績と比較して約10倍となっています。
グラフを見ると2020年3月のコロナショックが起きる前でも約2000万という投資成績が残せています。

またコロナの暴落で500万近くまで減ってますので、もし同じように投資できていたとしても気が気じゃないでしょうね。暴落タイミングで精神的な負荷に耐えれるかが勝負となります。

 

期間に注目してTQQQの投資成績を見てみる

TQQQは、QQQの日次変動の3倍の成績を目指すETFです。積立投資をした場合に資産額が3倍の成果になるわけではありませんが、ためしにQQQの3倍の投資成績を残せている期間を算出してみました。

もう一度グラフを見てみましょう。

図の黄色いエリアがTQQQがQQQの3倍の投資成績を収めている期間です。

注目すべきは、圧倒的パフォーマンスのTQQQでさえQQQの3倍になるまで、積立開始から約7年ほどかかっているという点です。どれだけ気を長く持てばいいんだという感じですね。でも実はこれは驚異的な成績なんですけどね。

レバレッジETFは長期の運用となると、相場のもみ合いで運用資産が目減りしていく可能性が高くなるのが特徴で、元本割れの期間が長くなることがあります。
ですがTQQQは積立初期の1年弱以外は、元本割れしている期間がほぼありません。凄すぎぃ。

2010年から2021年の運用期間ではTQQQの運用パフォーマンスが元本以上だった期間が全体の97%となっています。
レバレッジETFにあるまじき安定感です。(憤慨)   

このようにレバレッジETFを長期運用してこのように堅調で優秀な成績を収められるのは、米国株の総合的なインデックスに連動したものぐらいでしょうね。

あまり揉み合うことがなくほぼほぼ右肩上がりの相場となるのであれば、レバレッジを選ばない方がもったいないという気すらしてきます。

 

積立初期の成績を見てみる

TQQQがQQQの3倍以上になるまでの期間である2010年~2018年あたりを注目してみましょう。

積立初期を少しスケールアップしたグラフを作成しました。

積立初期を見てもTQQQのパフォーマンスはQQQを凌駕しています。
2014年あたりからQQQと比べて大きく伸びていますね。
堅調な右上がり相場だと積立から4年が面白くなってくる頃合いなんでしょうか。

2010年2月~2014年1月では元本が約50万円に対し、TQQQの成績が約140万円でおおよそ3倍です。そして、2014年1月~2018年1月で元本が約100万に対し、TQQQの成績は約800万円でおおよそ8倍まで伸びています。

 

2014年と2018年のTQQQの成績を比べると、4年間で5.8倍伸びています。
2021年には約5000万円になっているわけですから、2018年から見ると約6.3倍ですね。
4年単位でみると2021年現在の相場がバブルなのかは分かりませんが、伸びの倍率的には実は妥当なんだ!?という印象ですね。本当かよ。

前半の6年と後半の6年を比較する

上では2010年~2021年まで積み立てた結果を観察しました。その結果、約12年間の毎営業日500円の積立投資によるTQQQの運用成績は約5000万円という結果が出てしまいました。僥倖!!圧倒的僥倖!!といった感想です。

どうしても気になるのは、2021年現在のTQQQが暴騰しすぎなんじゃないか?という点です。そこで前半の6年と後半の6年に分けて比較したいと思います。

まずは、2010年2月~2015年12月(積立期間5年11か月)の結果です。

   

次に、2016年1月~2021年10月(積立期間5年10か月)の結果です。

 

いや~コロナ後の金融緩和でバブルやんけ!

と思ったんですがどうでしょうかね。前半6年と後半6年を比べると1.3倍くらい後半6年の方がQQQのパフォーマンスがいいです。

レバレッジETFでは元となるETFが連続的・一方的に相場が動くとより顕著に反映されるため、コロナショック後の直近の連続的なQQQの上げ方に従ってTQQQは伸びていますね。

もちろんコロナショックがなければ金融緩和もないでしょうから、後半6年は前半6年と同じようなTQQQの運用成績になっていたんじゃないかと思います。

QQQの成績自体は、後半6年はいつもより良好に相場が伸びた期間だったねくらいの感覚だと思います。バブルかと言われると、そこまででもないという印象です。

2010年~2021年を連続して考えてみると、後半の特に直近のコロナ後でグンとTQQQが伸びたのは運用成績に与える影響は大きいと思います。ですがコロナがなく堅調に相場が動いていたとしてもこの期間の約12年の毎営業日500円のTQQQ積み立てで2000万~3000万程度にはなっているんだと思います。

まとめと今後の展望

QQQとTQQQの約12年の積立成績を見てみました。
TQQQの圧倒的パフォーマンスに驚きましたが、レバレッジETFはTQQQのためにあるかのような気がしてきました。レバレッジETFの長期積立をするには、堅調で右肩上がりの上昇相場が最適です。やはりQQQやS&P500などのアメリカ株のインデックスは最適ですね。

もし暴落が来ても積立投資をしていることである程度カバーできているし、結局もとの堅調な上昇相場に戻るのであれば、レバレッジETFでも安定的に長期積立できるんじゃないかと考えます。完全敗北となるには、もはやアメリカ没落の時が来ることだけかなと感じてます。

ですがやはり数か月~1年ほどはTQQQのパフォーマンスが顕著に悪くなる期間があるということを想定しているとメンタル的によいかと思います。元本割れ後の-90%も許す大きな心を持つことが大切です。(元本割れなんてレバレッジETFなら当たり前なんだけどなぁ)

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