FXトレードのメンタルコントロール技術【トレード編】

みなさんは、FXトレード中のメンタルコントロールに悩んだことはないですか?

トレード中は考えることが山のようにあります。

・エントリーの根拠が揃っているか
・通貨相関はどうなっているか
・エントリーポイントとロット数は適正か
・重要指標の時間帯は確認できているか
・ロンフィク、市場の切り替わりの時間は確認できているか
・曜日のアノマリー、月末のアノマリーは把握できているか
・損切、利確ラインは適正か

 

上のようにトレード中は様々なことを思案しなければなりません。

特にエントリー後の含み損が増減している最中に、上のような重要な要素をしっかりと考え、損切りや利確の判断を正確に行えるかどうかは、
「トレード中のメンタルコントロールの技術」
に懸かっています。

増えていく含み損に対し、エントリー根拠すら忘れてしまいロスカットされないように入金したり、逆指値をキャンセルしたりするくらいに、メンタルに異常が生まれ、正常な判断ができないことも少なくないと思います。

この記事では、トレード中のメンタルを保つための実際に役立つ技術を述べていきたいと思います。

  

      

目次

エントリー根拠をポストイットに書いて貼る

僕のFXトレードでの経験上の失敗で最も多いのが、エントリー根拠を無視して過度な損失が出ているのにも関わらずそのままポジションを持ち続けることです。

エントリーしたはいいもののエントリーしたときの根拠が、相場で効かなかった又は裏切られたのにポジションを維持し続けるのは、「なんでエントリーのボタンを押したんだ!」と尋問したくなるくらい矛盾する行為です。

エントリー根拠がそもそも間違っていると相場が教えてくれたのに、意地を張りポジションを維持する。愚行すぎます。含み損が延々と膨らんでいくことでしょう。

 

そうならないためには何をすればよいか。

それは、なぜエントリーをしたのかを書き出すことです。

人間は負けを認めたがりません。含み損が増えていくときに少し戻せば「まだ大丈夫」と思ってしまいます。もうそれは本能なので仕方がなく、そう思わないよう自分の感情を制御するのはかなり難しいです。

 

マルチタイムフレーム分析で導き出した自分のエントリー根拠の中の、一番短い時間足での根拠をポストイットに書いておきます。それをモニターの邪魔にならない見やすいところに貼っておきます。

アプリケーションの付箋よりも、実際に手で書いて物理的にモニターに貼った方が、注目しやすくトレード中に意識しやすいのです。

 

ポストイットに書くのは一番短い足の根拠だけで良いです。長い足の根拠を書いてしまうと、逆に目障りになってしまい何が重要かわからなくなってしまいます。

そして、ポストイットに書いた根拠が相場で裏切られた場合は、ポジションを損切りするか、維持するかを考えていきます

この考えるきっかけを作るというのが非常に重要で、一旦意識をモニターに表示されている損益額から離し、自分がいま正常なトレードをしているかしていないかを判断する時間を作るというのが、このポストイット作戦です。

 

もちろんもう一度チャートを見直し、ダメそうであれば損切しますし、もう一度根拠を作り直したのであれば、その根拠をもう一度ポストイットに書いてモニターに貼ります。

 

根拠を作ってエントリーするという癖付けにもなるし、損切判断のタイミングを作るためのきっかけにもなるのでかなりオススメです。

 

エントリー根拠がそもそも決まりきっていないという方は、↓の記事を参考にしてみてください。僕が普段トレードで使用しているMTF_MAやフィボナッチリトレースメントを使ったエントリー手法です。
https://gamblershigh.com/mtfma-fibonacci/

 

時間帯での急な値動きにビビらないようにする

経済指標の発表の時間やロンフィクの時間は絶対に気にしておくべきです。
指標の時間は前もって予定されていますので、トレードする前に確認しましょう。

↓みんかぶFX 経済指標
https://fx.minkabu.jp/indicators

 

また、ロンフィク=ロンドンフィックスの時間も非常に重要です。

ロンドンフィックス とは

ロンドンフィックスとは、東京時間の仲値(9時55分)に相当する時間で、その日の対顧客向けの基準レートを決める時間です。 夏時間では、日本時間午前0時がロンドンフィックスとなります。 (冬時間の場合は、日本時間午前1時)この時間の為替レートが、その日の両替のレートや企業との取引レートとなるため、様々な思惑が働き値動きが激しい時間帯となります。 特に月末月初は、ユーロドルやユーロポンドが大きく動きやすく、断続的に上昇したり、突然、大口の売買が入ったりするため、非常に注意が必要です。 毎月、この時間に絡む売買の噂はマーケットに流れますので、チェックしておいて損はないでしょう。 取引量が多いロンドンタイムとあって、投信の設定などの買いや、23時のNYカットのオプションに絡む売買などもあり、月末でなくとも相場を大きく動かすポイントとなる重要な時間です。

https://fx.minkabu.jp/keywords/396

 

月末月初は特にロンフィクの時間を気に留めておきましょう。

 

指標・要人発言・ロンフィクの時間帯にエントリーするかどうか

急な値動きが起こるため、エントリーしない方がいいんじゃないかと思われる方も多いと思います。

メンタルコントロールの観点から言うと、エントリーしない方が良いです。

なぜかというと、エントリー根拠が曖昧になるからです。
例えばトレンドを追うようなトレード手法であれば、指標によってチャートが乱された場合に、結局いまどっちのトレンドがでているの?とわからなくなってしまいます。

指標や要人発言での値動きはファンダメンタル的な値動きとなっており、短期的にテクニカルを無視してチャートを乱すことがあります。

そして一度ファンダメンタルでチャートが描かれてしまえば、その後エントリーする人は描かれたチャートでテクニカルを適用していきますので、トレンドが変わる節目となる場合があります。

その節目となる可能性のリスクを避けたいのであれば、無駄にエントリーする必要はないです。

しかし値動き次第ではあるので、もうすでにエントリーしていてテクニカル的に見てエントリー根拠が崩れない場合の値動きだった場合は、ボラティリティも増えている時間ですのでポジションを維持した方が良い場合もあります。

 

普通に考えるとリスクが少ない条件でのエントリーを心掛けた方がメンタルコントロール的にも良いため、値動きが予測しにくい、指標や要人発言での値動きを狙ったエントリーは避けた方が良いという結論になります。

 

重要な値動きがある時間はアラームを仕込んでおく

・ロンフィク
・日々の経済指標発表
・要人発言

など値動きが大きい時間帯の30分前から10分おきくらいにアラームをセットし、急な値動きに対する心構えをしておくというのがメンタルコントロール技術です。

ちなみに月末のロンフィクは要注意で、ロンフィクに合わせた値動きがロンフィクの6時間前くらいから出る可能性がありますので、それを見込んだ資金管理(ロット数等)やエントリーをしていかなければなりません。

 

まとめ

以上、トレード中のメンタルコントロール技術についてでした。

エントリー根拠とロット数・損切利確ラインのルールを確立してトレードができていれば、メンタルに影響が出て無駄な行動を起こすことが要因で負けてしまうということは少ないと思います。

そのエントリー根拠をトレード中に意識できるようにポストイットを使用したり、急な値動きが起こる時間帯を意識できるようにアラームをセットしておき、健全なメンタルでトレードしていきましょう。

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