FXトレードにおいて最強の敵は“スプレッド”だ!【対スプレッド攻略法】

ありとあらゆるスプレッドに泣かされ、そして乗り越えてきた私がスプレッドの攻略法を伝授していきます。

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XMの極-KIWAMI-口座は、今まで使った口座の中で一番スプレッドが狭く、スワップもないので無駄な要素を考えなくてよくかなりの使いやすさとなっています。他が使えなくなるくらい素晴らしい口座設定だと思います。 

目次

スプレッド とは何か?

      

スプレッドとは?

スプレッド(spread)とは、直訳すると「広がり」といった意味の通り、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差を指します。
FX取引では常に、通貨を売るときの値段「売値」と通貨を買う時の値段「買値」の2つの為替レートが提供されています。この売値(Bid)と買値(Ask)の価格差がFXにおける実質的な取引コストとなり、為替手数料とも呼ばれています。FX会社の多くは取引手数料が無料です。しかし、外付けの取引手数料とは別に、スプレッドが実質的な取引コストになります。つまりスプレッドの多寡は取引の損益にも影響してくるのです。

みんなのFX

 

FXトレードをしている人でスプレッドを知らない人は少ないと思います。
FX業者の利益の源であるスプレッド。広い狭いとありますが、業者によって様々です。

通貨ペアによってもスプレッドは異なっており、ドルスト・円ストの通貨ペアは比較的狭めになっています。またボラティリティが高い通貨ペアはスプレッド幅が広めになっています。

 

業者で比較するならば、一般的に国内業者は狭く、海外業者は広いことが多いですね。

またインターバンクへの仲介方式としてDD方式・NDD方式というものがあり、DD方式を採用している業者はスプレッドが狭く、NDD方式はスプレッドが広くなっています。

       

 

なぜ最強の敵が “スプレッド” なのか

 

スプレッドがなぜ最強の敵なのか。

それはスプレッドだけはトレーダー自身の力でコントロールできないからです。

 

FXトレーダーはあらゆるリスクをコントロールする必要があります。

「リスクを最小限に抑え、リターンをコツコツと積み重ねていくこと」が勝ちに繋がる最短の道筋です。

あらゆるリスクの中でもスプレッドは、トレードの中でどの程度のリスクを及ぼすのかを測り間違いやすい代物です。

そのため初心者ほどスプレッドのせいで負けてしまいます。
もはやスプレッドのせいで負けたと気付かない可能性すらあります。

 

スプレッド を “根底から” 理解しよう!

 

まずは、スプレッドの理解から始めていきましょう。

スプレッドは一般的に言われているように、単純に売りと買いの差額のことです。

スプレッドがどういった決められ方をしているのかについては、業者によるとしか言いようがありません。

スプレッドはFX業者の利益の源であるため、FX業者にとっては広い方が良く、トレーダーにとっては狭い方が良いものであるため、どの程度トレーダーから利益が得るかによって変わってきます。

 

またFX業者は急激な相場変動がある場合にはインターバンクへの仲介での損失を出さないようにスプレッドを変動できるようにしていますので、FX業者自身のリスクヘッジとして急に広くする場合があります。

 

もちろん理不尽すぎるスプレッドになる時があるなどのトレーダーに一方的に大きな損失が起こる場合は、トレーダーはそのFX業者を使わないという選択ができますので、FX業者は基本的にはその信頼を裏切らないようなスプレッドにしているはずです。

 

ということで、スプレッド自体はトレーダー側でコントロールできません
できるとすればFX業者を選ぶことくらいですが、大手の業者であれば信頼の上に今現在まで成り立っているために、有名どころの業者であればそこまでスプレッドの扱いに違いはありません。

 

スプレッドの狭さを売りにしている業者の場合は、平時ではHP等で提示しているスプレッドになっているかもしれませんが、急激な相場変動時に他社と比べると広めのスプレッドになっている場合があります。(FX業者側も平時で利益がカツカツであれば、急激な相場変動に耐えられないためリスクヘッジとして広くする)

 

 

スプレッド が トレードに及ぼす影響

 

スプレッドと言えば、買値と売値の乖離のことですよね。
では、買値と売値に差があることはトレードにどういった影響があるのでしょうか。

 

エントリー=スプレッド分負けた状態になります。もちろん知ってますよね。

この状態が如何にトレードに影響を及ぼすかということが問題になります。

 

 

チャート上での 買値と売値の差 と 決済位置までの幅

 

スプレッドと「利益/損失幅」および「エントリー/決済位置」の関係を図で表してみました。 

 

 

利確までの幅と損切までの幅を比べてみると、スプレッド分違います。
リスクリワード(損益比)を同じように取ったつもりでも、BIDが利確ラインに到達する幅よりも損切ラインに到達するまでの幅の方が近くなっています。

またスプレッド分だけ利益幅と損失幅に差が出ます。

FXをやる上では、この図の内容を頭の中にインプットしておかないと、負けている理由がスプレッドであることもわからずに退場してしまう可能性があります

エントリーする際には、“スプレッド分を考慮したうえでエントリー根拠を作り”、“スプレッドを考慮したうえで利確・損切ラインを設定”しなければいけません。

 

  

トレードスタイル と スプレッド の関係

 

FXトレードにおいて、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードといって、ポジションをどのくらい長く持つかでトレードスタイルの名称が変わってきますよね。

スプレッドが及ぼす影響を考える上では、利確・損切がエントリー位置から近いか遠いかの違いで判断すべきですが、便宜上スキャルピング・デイトレード・スイングトレードという言葉を使って説明をしたいと思います。

 

スプレッドの影響はスキャルピング・デイトレード・スイングトレードの中では、もちろんスキャルピングが一番影響を被りやすいです。

 

  

 

「Aの場合」と「Bの場合」を比べてみましょう。
どちらも買いエントリーです。チャート形状はまったく気にしなくてOKです。

「Aの場合」では、変動予想幅10pipsの内、スプレッドで1.5pips=15%を占めています。

それに対し「Bの場合」では、変動予測幅100pipsの内、スプレッド1.5pips=1.5%です。

さてAとBのトレードでは、どちらがよりスプレッドの影響が大きいでしょうか。

 

答えはもちろん「Aの場合」です。

トレードスタイル と スプレッド の関係性を考えるならば、「Aの場合」のようなトレードになりやすい スキャルピング の方がより影響を受けるということです。

 

価格の変動予想をしたときに、その変動予想に対してスプレッドが占める割合が大きければ大きいほど、トレードへの影響が大きいです。
そのため短期トレードの場合であれば、なおさらスプレッドが及ぼすリスクをエントリー前にしっかりと考え、スプレッドの影響を見越したうえでエントリーをする必要があります。

 

  

スプレッド は狭い方がいいのか?

では、スプレッドは狭ければ狭い方がいいのか?
これが一概にそうとは言えません。

スプレッドが狭い分ほかの要素が欠落している可能性があります。

 

★国内業者・海外業者のスプレッドの差

国内業者と海外業者を比較した場合、
国内の方が海外に比べてスプレッドが狭いです。

なぜかというと一番大きな理由は最大レバレッジの違いです。

国内業者では最大25倍に対し、海外業者では1000倍といった口座を作ることが可能です。(1000倍は口座残高500万円まで等の制限がある場合が多い)

これがどのようにスプレッドに影響するかというと、FX業者の管理費が変わってきます。

1000倍というレバレッジはFX業者側にとってインターバンクへ注文を流す際のリスクになりますので、そのリスクを排除する管理をするための管理費が必要ということで、広いスプレッドで補っているわけです。(すべての業者が一概にこのような仕組みだとは言えないが)

 

海外業者はスプレッドが広いとはいえ、ハイレバレッジにはそれを上回るメリットがあるというのが私の持論です。

FXをやる目的は、“少額の資金を大きな資金へと増大させること”でしかないと思っていますので、ハイレバのメリットを十分に活用し、広いスプレッドをどうやって攻略するかを考えることが重要だと感じます。

  

         

★通貨ペアでのスプレッドの違い

 

スプレッドは通貨ペアによっても変わってきます。

例でXM口座での通貨ペアによるスプレッドの違いを見てみましょう。

※ここから先は私が使用している口座のXMでのスプレッドを基準に話を進めていきますのでご了承願います。

 

 

 

上画像の通貨ペアの一番右側「!」欄に平時でのスプレッドが出ています。
USDJPYであれば “15” なので 1.5pis になります。 

 

他の通貨を見てみましょう。
ドルストとクロス円は比較的スプレッドが小さめです。

スプレッドが大きい通貨ペアには”ある特徴”があります。

その特徴とは“ボラティリティ/変動幅が大きい”ことです。

スプレッドとボラティリティは密接に関係していて、
ボラティリティや変動幅が高いほどスプレッドは広くなります。

 

これもほかのスプレッドが広がる要因と同様な仕組みになっていて、ボラティリティが高いことでFX業者側のリスクが高まるため、そのリスクを補うようにスプレッドが広くなるのです。

 

ボラティリティが適度に高いことはトレードをする上ではプラスに働きます。
理由は利幅が取れるからです。

※指標の発表などで極端に高くなる場合は急激な価格変動がリスクとなります。

 

平常時からボラティリティが高い場合、トレード手法が確立できていれば利幅が大きく取れる可能性が高まりますので、スプレッドが広くても特に問題ないということです。(ボラティリティが高いこと&スプレッドが広いことを掌握してトレードするということ)

 

 

※スプレッドが広がる時間帯について

 

スプレッドは休業日などの市場が開いてない時間帯は広く設定されます。

 

 

比べてみると休業日ではおよそ2倍になっていますね。

また日本時間の午前6時半~午前7時半くらいは、世界中の全ての市場が開いていないため、FX業者側がその時間帯はスプレッドを広めに設定します。(※夏時間・冬時間で時間帯は変動する)

こういった時間帯でスプレッドが広がった影響で損切ラインが刺さってしまうともったいないので、日や週を跨いだりする場合は、この広がるであろうスプレッド分を考慮しないといけません。

   

基本的にはそういった日や週を跨ぐポジションを取らないようにしておくことがベストです。

取る必要のないリスクはできるだけ排除しましょう。

 

  

スプレッドを如何に攻略するかを考える【この記事のメイン】

長々とスプレッドの特徴や、トレードに及ぼす影響を書いてきましたが、ついに本題に入ります!

如何にスプレッドを攻略していくか」です。

 

FXでの勝ちへの道筋は、「トレードに伴うリスクを自分が掌握できる範囲で取りつつ、リターンをコツコツと積み立てていく」ことです。

・要らないリスクは排除する。
・取らないといけないリスクは最小限に抑えられるようにする。

ではスプレッドへの対処について考えていきましょう。

 

☆利確ライン・損切ラインにスプレッド分を織り込む

スプレッドはエントリーした時点で、トレーダーにとってはマイナスの影響を及ぼします。

そこで利確ラインと損切ラインに予め織り込んでおけば、スプレッドのリスクを抑えることができます。

 

 

図のように利確ラインと損切ラインをスプレッド分逃がすように設定します。
するとスプレッド分のリスクを少なからず抑えることができます。

あれ?もし指値に刺さった場合、予定より利益減らない?
あれ?もし逆指値に刺さった場合、スプレッド分余計に負けない?

たしかにその通りです。

でもこのスプレッド分を逃がすという考え方はとても重要です。

スプレッドはトレーダー自身ではどうしようもないもの」です。

ですが
トレード手法はトレーダーがどうにかできるもの」です。

 

さて「コントロールできるもの」と「コントロールできないもの
トレーダーにとってどちらのリスクの方が大きいでしょうか。

スプレッドは、トレーダー側に否応なしに襲い掛かってくるリスクです。
そのスプレッドのリスク分はあらかじめ回避しておき、その上で勝てるように手法を練っていかなければなりません。

スプレッドの影響を受けることを前提として、利確ラインや損切ラインを予定しておくようなトレード手法を構築しなければ、スプレッドのリスクを考慮できていないということになってしまいます。

 

スプレッド対応例↓

・エントリーのタイミングを少しシビアにして、スプレッド分だけ有利な位置にならないとエントリーしないようなルールにする(エントリーチャンスは減るが、収支は必ず安定する)

・分割エントリーでスプレッド分のリスクをカバーする(通常のエントリー位置で予定ロットの半分をエントリー、もしスプレッド分優位な位置に価格が動いたらもう半分をエントリー)
※ロットはスプレッド分を考慮できていれば良く、ここでは例で半分としました

 

ボラティリティが高い通貨ペアだとより一層スプレッドの影響が大きくなりますので、なおさらスプレッド対応をした方が良い結果を生みますよ。

 

 

☆スプレッドが広がる時間帯をトレードに織り込む

スプレッドが広がる時間帯は予めある程度予想ができます。

休業日・早朝・指標発表時がスプレッドが広がる時間帯です。

これらの時間帯にポジションを持つことはかなりのリスクを負っていることをわかっていないといけません。

特に指標発表時はボラティリティが高くなりやすく価格変動も大きくなりがちですので、その変動幅とスプレッドが広がることのリスクを許容できるくらいのポジションの取り方を考えてあげる必要があります。(ロットの大きさ、口座残高、指値逆指値の位置など)

 

 

まとめ

スプレッド攻略法はいかがだったでしょうか。

攻略法自体は難しいことを言っているわけではなくわかりやすいのですが、どちらかというと、スプレッドが実はトレーダーにかなりの負担になっているんだよということを再認識することが重要だと感じます。

そしてスプレッド対応をすることを優先しトレード手法を組み立てていくことが、スプレッドのリスクを最小限に抑えてトレードできる唯一の策だと思っています。

よりスプレッドが抑えられるFX口座がこちら↓本当に扱いやすいです!

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